書籍_負けない作法_岩出雅之
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初版刊行時に6連覇を達成した帝京大学ラグビー部。さらに毎年勝利を重ねて、今シーズンは10連覇に挑む。
帝京大学ラグビー部はなせ強いのか? 長年指導してきた岩出監督にその秘密を解き明かしてもらったのが本書。
最近アマチュアスポーツの現場でさまざまな問題が起きているが、その点から見ても帝京大学ラグビー部は全く違っている。
例えば通常なら雑用だらけの1年生には雑用がなく、上級生ほど役目が増える。何よりこのチームにはいわゆる体育会的な上下関係が存在しない。
それは、岩出監督のチームづくりが「自分を知り、自分をつくる」ところからスタートしているからだ。
スポーツでも、ビジネスでも、勝負は常につきまとう。だが、勝敗は単なる結果にすぎない。何より大切なのは「負けない」こと。
スポーツだけでなく、ビジネスでも、人生にも役立つ「負けない作法」。帝京大学ラグビー部の実践例は、本書を読む人に数多くのことを教えてくれるだろう。
■目次
はじめに 勝ち負けは、結果にすぎない
作法0(ゼロ) 常に行う「超基本」
作法1 自分を知り、自分をつくる
作法2 「負けない」極意
作法3 「負けない」仲間づくり
作法4 長い人生で「負けない」ために
おわりに 厳しさだけが、真の強さをつくるわけではない
この業績は過小評価されていると思う。ラグビー界(ついでにマスコミも)はワセダとか明治とかに上層部が支配されて居るのではないか。この業績を素直に認められていないのではないか?と思う 実績を出して居る人からは謙虚に学びたいものだ
現在では、帝京のラグビー部の投下予算は大きなものらしいが、この監督の経歴を見るに、裸一貫、実力でのし上がってきた「Selfmade Man」だと思う。
実際、本書の「作法」の内容は目新しくはないだろうけれども、実践に裏打ちされた書き振りはすんなりと腹に落ちる内容だった。しばらくの間、少しでも真似できるように自分の中に取り入れてみたい。特に作法ゼロは暗記するレベルにしてみたい。繰り返し読む価値がある